2024年はいろいろなことがあって、自分がどうしていきたいのかを考えさせられる1年だった。

これまで個人事業主として15年ほど仕事をしてきたけれど今までのやり方ではやっていくのが難しい状況になって、自業自得なんだけど気持ちが焦って余計に上手くいかなくて、夏が終わる頃に頭が全然回らなくなって開き直って人生の夏休みを謳歌することにした。

それから年末にかけては怒涛の勢いで引越しやらバイトやら環境を変えて、今まで出会わなかった人たちにどんどん会っている。

プロカメラマンに海外のフォトグラファー、画家やアートに携わる人たち。

飲み屋にいるサラリーマンや学生さん。

いろんな人が私の写真にあれこれ感想を聞かせてくれるけど、私がなんとなくいいな、と思った瞬間を切っているだけだから私の手から離れた先でどう評価されても構わない。

そう思えるようになったのは写真を配るようになって多くの人が一生懸命選んでくれて、再開したときに「飾ってるよ」とか「時々見返しているよ」と言ってくれるからだ。

名刺として配っているL版の写真。30種類くらい用意していてなかなか選んでもらえない写真たちは時々入れ替わる

ただの批判より応援や励まし、苦言でも真剣に選んだからこその熱量を感じられるのは嬉しいし楽しい。

作品作りを意識しだして、写真を撮りたいがために適当にシャッターを切ったなとか考えることがあったりしたけれど、振り返ったときに「この頃は写真に真摯じゃなかったな」とかダメだった頃の記録として残しておくのも悪くないと思うようになった。

だから今年はこれまでよりももっと軽やかにシャッターを切りたい。

だから今年始めて1年のテーマを作ることにした。2025年は「くちずさむ様に写真を撮る」

写真を撮ることが楽しくて、その楽しさを知ってもらうために今年ご相談ちゃんとアウトプットもしていかないとなと思う今日この頃である。