こんなカメラを使って、こんなテクニックを駆使すればこんなに「良い」写真が撮れますよ!

と、いう訳ではなく、「良い写真」ってなんだろう。と思う機会があったのでしたためてみました。私が写真を撮るときはこんなスタンスでいたくて撮ってる、どうやったら良い写真が撮れるんだろ…ってカメラを手にして迷ってる方の参考になればいいなと思います。

映える写真は「良い写真」なのか

先日、私の写真を好きだといってくださる方とお話しする機会があり、こんなお言葉をいただきました。

「私も本当はtsubakiさんが撮ってるみたいな写真が好きなんですけど、自分がSNSにupするときは自分が好きな写真はあんまりいいねがつかなくて、彩度あげてコントラスト強めにするといいねがつくからついレタッチしちゃうんですよね」

いうてこんな写真を撮ってることが多いです。ノートリミング、ノーレタッチ。

確かに、SNSのタイムラインに流れてくる写真で格好いいな〜とか、いいねめっちゃついてるなーと羨ましくなる写真って彩度とかコントラストが強めのものが多くて、撮って出し至上主義の私ですらこの主義を捨ててカリッカリで映えばえなレタッチをすればいいねをたくさんもらえるんじゃないか…なんて思うことが多々あります。

私のTwitterなんか富士フイルムが好き!に引っかかってくれてるフォロワーさんが多いせいか写真の投稿より謎のノベルティやカメラ本体の写真の方がいいねが多く、私の写真なんておいそれと評価されるもんじゃないよなぁ…なんて思うこともあるのですが、存外リアルで会う方には直接「tsubakiさんの写真好きなんですよね〜」とか「tsubakiさんみたいに撮りたいなって思ってやってみるけどなかなか撮れないんだよね〜」みたいにいっていただくことがあります。(有難てぇ…)

tsubakiさんみたいな撮り方ってなんだろう

FUJIFILM Xシリーズをつかうようになってから、軍艦ダイヤルのお陰でそれまで苦手だったF値やシャッタースピードの設定などがしっくり理解できて、デジカメをマニュアルで撮影できる程度まではテクニックがあがったのは間違いないとは思います。

FUJIFILM X-Pro3の軍艦ダイヤル部
ISO、シャッタースピードなどの設定が直感的に行える

X-T30を迎えた当初、わざわざ映えた場所とかに行って撮影遠征へ…!みたいなこともやってましたがどうも写真を撮るために何処かへ行くというのは性に合わず(絶景スポットなんか特に2、3枚撮ったらすぐ飽きる)ボディを複数持つようになって、このカメラたちをフル回転で使い続けるにはほんとに毎日持ち歩くしかないな、というところからちょっと夜ご飯の買い出しへ…みたいときですら何かしらのカメラを持ち歩くようになったら撮影遠征に行ってたときより格段に写真が上手くなった気がします。理由としては気負って撮るよりかは普段のちょっとした「もうちょいこんな感じにしたい!」をちょっとずつクリアしてくことで習うより慣れたってのが一番大きい。

なんか今陽射しの角度がいいな、とか、空が夏の色になってきたなー、とか。その位のことをわざわざカメラで撮るのが楽しい。それだけです。

この日は鱗雲が綺麗だったなー。

そもそも富士フイルムさん自体「写真は気軽に撮ってほしいからフルサイズではなくAPS-Cサイズを採用してる」っていってるんだし、何気ないスナップこそFUJIFILM ユーザーらしいよね!と思ったらそもそも写真を撮ったり、シーンを切り撮ったりするのが好きでカメラを使ってる訳だから、自分の好きなものを好きに撮ればいいだけで、プロになったら求められたものを提供しないといけなくなるけど、アマチュアは好きなことを好きなようにやってたら結果がついてくることもあるよね!くらいで考えておけばいい。撮りたいイメージがあればそこに近づくように工夫してみたり、思いがけず自己満足を満たせるものが取れたら喜んでみたり、みたいなところで充分「カメラで写真を撮る」は楽しめると思います。

レタッチなしで綺麗な写真撮りたいだけだったら昨今のスマホはすごく優秀。

カメラで撮るのが楽しいのは不都合を楽しみたいからって部分も大きいと思っていて、ファインダーを除いて、シャッターを切る。手間をかけて撮った写真だから撮れ高に一喜一憂できる。

こだわりだしたらそこに沼は広がってるんだけど、別に沼につからなくても思い出を収めたいだけだったらスマホでいいし、写ルンですでも良い写真は撮れる。

これだけ「良い写真ってさ〜」ってしたためてるけれども、究極「その瞬間を残す」ことにおいてはスマホでもチェキでも写ルンですでも一眼レフでもデジカメでもフィルムカメラでも、私自身はなんでも良いと思ってて、自分の中にある理想に近づけるために知識があれば機材を選べる、程度で写真を撮っています。

つまり何がいいたいかというと

「良い写真」ってのは自分がいいな!って思った瞬間を切り取ることで、見る人が「良い写真!」って教えてくれたときに自分って良い写真撮れてたんだな〜くらいで楽しむことが大事なのかなと。

自己満足できないけどクオリティを担保できる写真を撮るのはプロのお仕事。まずは自分が満足できたりなんかいいよ思ったんだよなって写真をたくさん撮ることが「カメラを使う」醍醐味なんだと思います。

一度印刷してみよう

とはいえ「いいね」も欲しいし、自分の撮った写真ってどうなんだろう…?って悩むのであれば一度プリントアウトしてみることをおすすめします。

私は最近データ印刷にハマっていて撮った写真を2L判で印刷するようにしているのですが、モニターで映える写真とプリントして良い写真は別物。なんだったらよく撮れた!って思える写真はA3とかA2以上に引き伸ばして観たいな!って思うし、実際A4レベルでプリントアウトしてみたらSNSで「いいね」が多めにつく写真より、つかない写真の方が体感的に「好き…!」って思えたりするんですよね。(個人の見解ですが)

わざわざカメラで撮ってるんだから、わざわざプリントアウトしてもいいんじゃない?

少し大きめに印刷した自分の写真を眺めてみたらまた少し写真への向き合い方が変わるかもしれません。

良い写真ってなんだろう?

SNSでいいねがたくさんつく写真

SNSではあんまりいいねはつかないけれどリアルで会う人に好きっていってもらえる写真

すごくこだわって工夫して思ったとおりに撮れた写真

何気なく撮っただけだけなのに撮られた人が喜んでくれる写真

全部が全部「良い写真」になり得るから、カメラで写真を撮ることはすごく楽しい。SNSのリアクションに一喜一憂して疲れたり悩んだりするのであれば「どうしてカメラを使って写真を撮りたいって思ったんだろう」って原点に立ち戻ってもらえればな、と思います。